2010年6月25日金曜日

カンランシャ を読みました。

伊藤たかみ著、カンランシャ(2009.6発行)を読みました。

内容は、学生時には先輩後輩の関係で、以前は同じ会社に勤めていた直樹と隆一、直樹の部下から妻になったいずみ、その3人が中心の話です。
妻の浮気から別居中の隆一が、直樹のメールを密かに転送して浮気を知ったいずみから、直樹の不倫について探りを入れてもらったことをきっかけに仲を深めていくといった内容。

冷めてしまった気持ちと新たな恋への期待するような気持ちや、割り切れなさや踏ん切りのつかなさなどが描かれ、若いときの突き進むような恋とは違った恋愛話といったところです。

気持ちが離れたからといって、まったく嫌いになったわけではなく、積み上げた思い出に対する想いや、愛しさ、日々の寂しさ、などで揺れる気持ちが描かれているように思います。

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