2012年1月5日木曜日

なぜモチベーションがあがらないのか を読みました。

なぜモチベーションが上がらないのか [ソフトバンク新書](児玉光雄 著、2006.3発行)を読みました。

著者の専門は臨床スポーツ心理学などだそうで、イチローなどプロスポーツ選手の言葉を折にふれて例として上げながら、モチベーションを高め維持する方法や、自分だけでなくマネージャとして周りの人のモチベーションを上げていく方向について書かれています。

まあ、ほとんどの自己啓発本がそうであるように、そのように心構えが持てればできるのはわかっているというような内容ではあるものの、モチベーションレベルチェックから始まり、才能、モチベーション、ビジョン、人間関係、環境といった区分けで、具体的に自己チェクのワークを取り入れていて、真面目に取り組みながら読めば、自分の目標やモチベーションを新たに見直すいい機会となるかもしれません。(つい、面倒でそこまでしませんでした・・・)

最も、はじめのほうのモチベーションのレベル判定からして、かなり強引な分類に感じるし、基本的に目標をもって突き進み、時に休みを取りながら、やる気を維持しつつ、充実して仕事をこなそうという価値観のもとにあるので、そもそも、なにかやる気が起きればいいんだけどと思いつつ、やりたいことがないというような状況に対しては解決されません。(やりたいことと仕事の捉え方などからも、身近に目標を見つけてまずは始めろ、ということのようですが・・・)
要するに、良いビジョンをもって、小刻みな目標設定を設けて達成感を得ながら、プロセス指向で、性格や個性を維持しつつ、時間に追われないようにしようという話で、現状を整理し仕事などを達成する心構えを持ちましょうといった本です。

成果をあげたいと思っているがなかなかうまくいかない人に対し、モチベーションに影響を与えるものを分類し、整理する上でのヒントとはなるかもしれません。

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