2008年11月22日土曜日

TCAF2008に行ってきた。

この3連休に、東京美術倶楽部3・4Fで開かれている、東京コンテンポラリーアートフェア2008を観に行ってきた。

今年は、こういったフェアに行くのはは、春先のアートフェア東京、秋口のGEISAI#11に引き続き3回目。

コンテンポラリーアートに絞ったフェアで、40ほどのギャラリーが出展している。
アートフェアとしての規模はそれほど大きくない(国内でのアートフェア自身があまりないから、これだけ集まって、コンテンポラリーに絞っていることを考えると、大きいといえるのかもしれないけど)が、一度に多数のギャラリーを覗くようなものなので、いろいろな作品をみることが出来る数少ない機会とも思えるの。

普段、美術館などの展覧会は良く行くものの、ギャラリーに入るのは、ちょっと敷居が高い感じがして、せいぜいデパートの美術品売り場とかにあるギャラリーを見るくらいなので、こういうアートフェアは個性豊かなさまざまな作品を見ることができていい。

ただ、美術館での展示と違って、TCAF2008はコンテンポラリーという分野としての共通点はあるものの、ギャラリーごとというか作家ごとに、当然だけど特徴が異なるって、コンテンポラリーは基本的に評価が定まってない作品が多いから、好き嫌いの判断はできても、それぞれがどのくらいの価値なのかが、よくわからない。最も値段がでているので、ある意味、現時点での世間的評価が明確という話もあるが・・・

まだまだ、評価の定まっていない若手の作品も多く、そういった作家の小品であれば、数万円で売っているものも、ちらほら見かけるので、好き嫌いで家などに飾るアートを買うことを考えると良い機会だと思う。とはいっても、それなりの大きさの物は若手でも10万程度はするから、気に入ったものを選ぼうと思うと、そのくらいの予算は必要で、普通のサラリーマンの収入では気軽に購入出来る金額とはいえない。

また、ギャラリーの人などになにか聞かない限り、作者名と価格以外の情報はほとんど得られないけど、かといって、なにを聞いてみればいいのかって感じもして、結局、ざっと眺めるだけになってしまった。
そんな感じなので、見た目でいい感じか、そうでないかくらいしか、判断基準がないんだけど、逆に、いいと思う絵に共通点を見出したりすると、自分の好みが段々明確になっていくような気もしてきた。
その一方、ぱっと見好きなものではないんだけど、なにか気にかかる感じがするものや、気持ち悪い感じのものなども、印象の深さという点では、大きいものもあるので、どういう絵がいいのか逆にわからなくなる感じもする。

とはいうものの、いろいろな絵をみて、いろいろな感じがするのは楽しいので、他にもこういうフェアがあれば観に行ったり、ギャラリーめぐりをしてみようと思う。

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