吉田修一著、7月24日通り(2004.12発行)を読んだ。
港のある地味な日本の地方都市に住み、リスボンの町並みに町のつくりを例えながら、日々を過ごしている地味な女性が、同窓生などに振り回されたり、少し自慢の格好よくてモテル弟が付き合っている地味な女に腹をたてる一方、同窓会で久しぶりにあった格好のいい同級生との出来事などの話。
自分は地味であまり人気がないのに、ぱっとしない人と付き合うのは嫌といったことや、逆に、格好よくて人気がある人が、一緒にいて安心するとかいって地味な人を好きになりながらも、格好いい人気者に気持ちが動くことなど、自分勝手だけど、ありがちな感覚が、素直にかかれている感じがした。
最後には、殻を破って、間違うことを恐れずに好きなほうに進んだのは、いい感じがした。
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