2010年9月6日月曜日

プラネタリウムを作りました。を読みました。

大平貴之 著プラネタリウムを作りました。 7畳間で生まれた410万の星、そしてその後(2010.7発行)を読みました。

7年前に書かれた本の改訂版で、発行後7年間におきた出来事を中心とした4章と年表を加えたものだそうです。(3章までは敢えて同じままにしたようです)

個人が、今までにない数の星を再現するプラネタリウムを作ったということで、以前騒がれ、それを元に家庭用のプラネタリウムまで販売されるようになったプラネタリウムの開発者が、自身の開発履歴を、子供のころの興味から書いている本です。
前の版は読んでいなかったので、こういう人が作っていたんだと少し驚きというか感動しました。

人との出会いを含めた運もあるだろうし、この手のこうやって成功したという話は今ひとつすきになれないものが多いのですが、(それでも読んだりしてしまうのですが・・・)
今回の話については、子供のころに興味を持った星を映し出すことが、学生時代の文化祭に向けた製作や、卒業後も製造を続けるという、その熱意、わからないところがあればいろいろなところに聞いたり、いろいろ交渉する行動力、どちらも、プラネタリウムを作るのが好きだからできたのだとは思いますが、好きなだけではなかなか続けることはできないので、そこをやり続けたところは素直に少し感動しました。

プラネタリウムを作るという方向には興味が行かなかったものの、小さい頃から宇宙好きの私としては、同じように宇宙好きで突き進んでいった人が、成功して、人脈を広げているのをみると、うらやましさを感じてしまい、それがちょっと気に入らないです。(自分をです。)

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