2008年9月27日土曜日

美術散歩 印象派から抽象絵画まで を見てきた

数日前になるけど、ブリジストン美術館で10/19まで行われている、「美術散歩 印象派から抽象絵画まで」を観に行ってきた。

ブリジストン美術館のコレクションから、印象派の前の19世紀中ごろから、現在までの絵画や彫刻120点ほどに加えて、古代美術作品30点、日本近代美術27点が展示されていた。

彫刻はロダンやブールデル、ブランクーシなど、以前にもみたことがあるような気がしたが、古代美術は、初めて見たと思う。
絵画は、順路に沿って、最初の部屋では、コローにドーミエ、クールベ、マネ、ドガ、といった、印象派にいたるまでの19世紀中ごろから後半の作品、次の部屋ではピサロ、シスレー、モネ、ルノワール、ゴッホといった印象派、その次の部屋では、セザンヌ、ルドン、ゴーギャン、ボナールなど後期印象派?といった作家の作品たち、その次の部屋はマティスを中心に、ブラマンクやデュフィの作品を展示し、さらに続く部屋では、ルオーやローランサンが展示され、以降の部屋で、ピカソを中心にブラック、キリコ、ミロなど、コラージュ作品やキュビズムなどの抽象化した作品などの部屋、カンディンスキー、モンドリアン、クレー、レジェ、ビュッフェ、フォートリエなど、戦後の作品を中心にした、構成要素や不定形な抽象作品の部屋、現代までの、白髪一雄、エミリー・ウングワレー、ザオ・ウーキー、イマンツ・ティラーズなどの部屋といった感じで展示されていた。
さらに別の部屋では、日本近代洋画として、黒田清輝、藤島武二、青木繁、藤田嗣治、安井曾太郎、梅原龍三郎、佐伯祐三、岡鹿之助など、15作家の27作品が展示されていた。

有名な作家の作品が多数展示されていて、印象派以降の著名作家たちの展覧会といった感じ。
これと同じものが、西洋美術館とかで行われれば、きっと混雑するだろうに、この美術館はマイナーなのか、すいていて、のんびり見れて良かった。
名前は有名だけど、作品的にはあまり面白くないものや、代表的な作風と異なるものなどもあるけど、それはそれで、こういう作品もあるんだということを知れてよかった。
今回の展示では、マティスやピカソの作品がどちらも8点ほどとまとまっていて、いろいろな作風のものを見ることが出来て良かった。特に、ピカソの生木と枯木のある風景という作品が、ピカソの作風にしては変わった感じだと思って、印象に残った。

ブリジストン美術館に行ったのは、前々回の展覧会にあたる、20世紀から現代を中心としたコレクションを観に行って以来だから、半年ぶりくらい。
この美術館の展示はなかなか良いものが多いと思うのだけど、いつもすいているので、、順路をさかのぼって気に入ったのを再度見たり、のんびりみることが出来ていい。部屋の中央にある休憩用の椅子が一人がけなので、なんか、座っていていいのかっていう感じがしてしまうところが少し難点にも思うけど、、、

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